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一段落

2006年07月02日 14:10

「フラグメンツ・ブルー」(ようやく)クリアしました。
といっても、グッドエンドを一つ見ただけですが(苦笑
エンディングの数は全部で17。さらに、そのうちの3つは真のエンディングとも言うべき”ベストエンド”となっています。

まさに「本当の戦いはこれからだ!」って感じですね。
頑張って全て見ようと思います。
楽しみは後にとっておくタイプなので、百花ベストエンドは一番最後になるかも。

発売日に購入しておきながら、半年近く経過してようやく一周終わったというのがなんともアレですが、決してゲームのボリュームが超がつくほど膨大だったから、とかそんなものではありません。
ただ単に私がノロマ&他のゲームに浮気しまくっていただけの事です。自業自得というヤツです。
「プレイ時間=ゲームのボリューム」と見るならば、この作品はわりとあっさりめです。
普段からADVやノベル系のゲームをよくプレイされている方にとっては、少々物足りなく感じるかもしれません。
セリフなどを一切スキップせずにプレイしていた私でさえ、クリアした時の総プレイ時間は18時間ほどでしたから。

シナリオは基本的に一本道。
分岐もあるにはありますが、大幅にストーリー展開が変わるというようなことは無いので過度の期待は禁物です。

”プレイ時間短め、シナリオ一本道”
と、この部分だけを見ると”内容の薄い作品”と見られがちですが、私としては「丁寧に作られているな」という印象を受けました。
シナリオに幅が無く、プレイ時間は短いとはいっても、話自体の密度はそこそこ濃かったのではないかと。
…まあ、今まで数百、数千のADVをプレイしてきたワケでもなんでもない、ADVに関して言えばまだまだライトユーザーである私がそう感じた、というきわめて個人的な感想なので、あまり参考にはならないかもしれませんが…。
少なくとも、私としてはボリューム不足、また、そこから来る説明不足みたいなものは特に感じませんでした。
様々な伏線や見え隠れする謎、丁寧な心理描写…などなど、プレイしていくうちにだんだん引き込まれ、進めれば進めるほど続きが気になっていく作品でした。
あくまでも日常を描き、日常を舞台にしたADV作品なので、呪いがどうのとか、特殊機関がどうのとか、得体の知れない敵がどうのとか、人並みはずれた能力が云々とか、そういった非日常的なキャラクターや設定、要素などは皆無です。(主人公たちの前に度々出現するトレンチコートの謎の男の存在についてはどうなんだ、と訊かれるとちょっと困ってしまいますが(苦笑))
そのため、ストーリーに派手さは無く、話の展開的にも起伏は非常に緩やかなものでしたが、しかし決して”グダグダと続くつまらない日常ストーリー”というような陳腐なものでも無かった、とだけ付け加えておきます。
むしろ「変にいろいろな設定を詰め込まなくても、過激な演出・展開を繰り広げて話に無理やり花を添えようとしなくても、緩急をつけなくても、プレイヤーを引き込むことができる作品を作ることは充分可能なんだな」と感心したほどです。


物語は主人公である逢坂 要のもとに夏休みのある日、差出人不明の手紙が届いたことから始まります。
手紙とともに同封されていたのは小さな鍵。
そして手紙には一言

「私の落ちた場所、憶えているなら探してください。百花と一緒に」

と、幼馴染である矢沢千花の事を思い起こさせるには充分すぎるほどの言葉が。
しかしそれは決して届くはずの無い手紙…。生まれつき身体の弱かった千花は2年前に既に他界している。
これは性質の悪い悪戯なのだろうか?
いずれにせよ、こんな悪趣味なことを行っている人物を放っておく事など出来ない──

と、差出人を探し出すべく、2年ぶりに故郷へと向かい、そこで千花の双子の姉である矢沢百花と再会。
その百花にも差出人不明の手紙が届いており、やはり封筒の中には小さな鍵、そして手紙には「鍵を6つ集めれば、願いの叶う幸せの箱が開く」との文面が。
さらに、見たことも聞いたことも無い人物の名前と住所も一緒に記載されており、今度はその人物に会え、と…
差出人を突き止めるにはこの幸せ探しの”ゲーム”を進めなければならない、という結論に達し、旅に出ることに。

少ない手がかりを頼りに旅を続け、進むにしたがって徐々にこのゲーム(旅)の”プレイヤー ”(同行者)が合流してきます。
非常にアバウトで、在って無いようなルールの”ゲーム”、千花とどのような繋がりがあってこのゲームに参加しているのか、よく分からない”プレイヤー”達…
そして、”幸せの箱”とは…?

こうして多くの謎を残しつつも、ゲームクリアを目指すためにさらに旅を続けることになります。
しかし、旅を続ければ続けるほど謎は増え、そして深まるばかり。


とはいえ、ジャンル名はあくまでも「ロマンティック・ライトミステリー・アドベンチャー」。
多くの謎が出てきますが、深刻に、そして真剣に考えないと即座に詰まりバッドエンドに…などという事は殆どありません。
ストーリーの背景には”幼馴染の死”というものが常に付きまとっている(要と百花が千花の事を引きずっている)こともあり、雰囲気的にはどちらかというとやや暗めといった感じなのですが、終始重苦しい展開を見せるというワケではなく、わりと肩の力を抜いて楽しむことができます。
だからといって、過度に明るすぎるワケでもなく……なんと表現すればいいのかよく分かりませんが、この絶妙な雰囲気は個人的に結構ツボでした。
うーん、なんと言えば良いのでしょうか…。
明るすぎず暗すぎず、けれど全体的にノスタルジックな感じ、かな?
…余計わかりにくくなってしまいましたね(苦笑

BGMはアコースティックなものばかりで、この絶妙な雰囲気にマッチ。同時に良い引き立て役に。
静かな曲調のものが殆どですが、曲数がむやみやたらと多すぎないせいか、不思議といずれも印象に残りやすく、また、存在感のある曲ばかりであるように感じられました。
曲数がそれほど多くないという事は即ち、使いまわしの機会が増える、という事にもなるのですが……この辺は人によって感じ方がそれぞれ違うので断言できかねますが、私としてはそれほど気にはなりませんでした。
ゲームを進めていくと、「あーこの流れだとあの曲が流れるかな」とある程度予想することができたりもするのですが、「あーやっぱり。ウザー」とは思いませんでした。
まあ、あくまでも私の場合ですが…。


本気で面白さやオススメポイントを伝えるとなると、ネタバレが多分に含まれてしまうのであまり深い事は言えませんが、物語の途中で次々と現れる謎も最後の最後では大部分が綺麗に氷解します。
思わせぶりなキャラクターや展開を急に持ち込んできて、変に含みのある中途半端な終わり方をされるよりもずっと良いですね。スッキリします。
”幸せ”についても「そんなん人によって千差万別じゃねーか」とゲーム内の主人公と一緒になってブーブー文句を垂れていましたが、これについても実に綺麗なまとまり方だったと思います。

しかし、解明されるのはあくまでも”大部分”
一度のプレイで全てを解く事はできません。
現に、途中で終わる事無くグッドエンドを迎えることができたものの、夏音が旅に同行した動機についての詳しいことがまだ明らかにされていません。
この辺は個別のベストエンドを見る必要がありそうです。

先ほども書いたとおり、ベストエンドにたどり着かなくとも最後の最後で殆どの謎が解けるので読後感はかなり良いです。
ベストエンドを見ていない状態だと細かい謎が少し残るという事になりますが、まず最初に誰もがたどり着くであろうエンディングで大体の事がわかるので、その辺は凄くよかったですね。サッパリしてて。
多くの謎を残しておいた方が繰り返しプレイする意欲が湧く、という意見を否定するつもりはないですが、ADVにおいて、「本当の結末を見たけりゃ何周もしろ」とプレイヤーに繰り返しプレイを強いる作品はあまり好きではありません。(ハァ?スキップ使えばいいじゃねーか、という意見もあるでしょうが…。その辺、「YU-NO」は非常によく出来た作品でしたねぇ)
とりあえず「一度グッドエンドにたどり着けば殆どの事がわかりますよ、そこから先は自由ですよ」というスタンス(であると私は解釈している)のこの作品は、私にとってはとても遊びやすかったです。

扱っているテーマにしろ、設定にしろ、ストーリーにしろ、非日常的なものが無い分、プレイヤーの目の前で展開される話はどことなく身近なものであり、そして等身大のものであるようにも感じました。
そのせいかどうかは分かりませんが、一通りプレイし終えてみると、不思議な寂しさが沸きあがってくるんですよ。
友達同士で旅行に出かけて数日間ずっと一緒に過ごした後、皆と別れそれぞれ帰途に着く……こういった楽しい時間を過ごした後に、なんとなく寂しい気持ちになったりした、という経験はありませんか?
アレに近い感じです。
まあ、私の場合はプレイ時間で見れば非常に短いとはいえ、クリアまでの付き合いはそこそこ長かったというのもあるし、たとえ同じ条件でも人によっては「そんなもん感じねーよwww」という方もいると思うので一概には言えないでしょうけど。


日常を描いた等身大のストーリー、めまぐるしく展開が変わるわけでもなんでもない、突拍子もない事が突然起こるような事も殆どない、そんなんでも最後にはちょっとグッと来ちゃいました。
スタッフロールの後の千花が微笑むCGは反則です。

キャラクターの生死云々で涙を誘い”さあ泣け、ここで泣け、今泣け”ってな感じの典型的な「泣きゲー」ではないですが、胸にクるものがあるのは確かです。(や、泣きゲーも好きですけどね)
また、典型的な泣きゲーではないと同時に、ノリの軽い、萌えを前面に押し出した「ギャルゲー」でも無いという事も付け加えておきます。
女性が多く登場するという時点でどうしてもその辺のギャルゲーと同一視されてしまう事が殊の外多い(これについてはショップ特典のテレカの絵柄もかなり響いていると思います)ようなのですが、とりあえず「それは誤解だ」とだけ言っておきます。
どうせギャルゲーだろ?とスルーしてしまうのは勿体無いように思います。
しかしながら、何度も言っていますがプレイ時間は決して長いものではなく、おまけにシナリオは一本道という事でやり応えという面では物足りないのも確かです。
個人的にはおすすめしたい一本ですが、本格的なミステリーやスケールの大きなボリュームあるシナリオの作品をプレイしたいという方にとってはあっさりし過ぎているという感は否めません。

今更評価を下すのもかなりアレですが、個人的には買って良かったと思えるソフトでした。
で、早速二周目始めてたりw

広告も殆どうっていなかったようで、ソフト自体の知名度・売上が芳しくなかったというのが実に残念ではありますが、私としては久々にツボにハマったADV作品という事で手元にずっと置いておく事が確定しました。「売らないぞリスト」に一本追加です。

ハマったといえば、オープニングテーマ。
メーカーロゴの後にオープニングムービーが流れるのですが、起動するたびに必ずと言っていいほど飛ばさずに見てました。
公式サイトのダウンロード→映像配信で見る事ができます)

これ、スタッフロールでも流れるんですが、どちらにもよく合っていて、もうね、狂喜乱舞でしたよ(何
ゲームの主題歌CDを買うのなんてかなり久しぶり。
やるな!クリスマスキャロル、じゃなかった、稲垣潤一!!

ゲームも良ければ歌も良い、最高じゃないですか。
あ、別にゲームの素晴らしさに乗せられて勢いで買ったってワケじゃないですよ。


…と言いたいところだけど、エンディングを見てから買いに走ったって事はやっぱり乗せられたって事なのか(苦笑
でも、良い歌じゃなければエンディングで流れようがどこで流れようが買うことはありません。
Lの季節とか華麗にスルーしてましたからねぇ。

近所の店に置いてなかったので、毎度おなじみAmazonで買いました。
どうやら最後の一枚だったようで、私が注文した直後、「24時間以内に発送」となっていたものが「3~5日」に変わってました。
ふぅ、危ない危ない。


と、ここまで勢いに任せて長々ダラダラと書いてしまいましたが、後悔はしていません。ついでに反省もしていませn(ry
説明不足、という事もなくこれはこれでスッキリと終わっているのですが、個人的には続編とはいかないまでも、後日談みたいなのは欲しいですね。
無事”ゲーム”をクリアした後、皆どうなったのか、なんとなく気になります。
私はいつまでも待つ所存ですよ!角川書店さぁん!!(何


お目汚し失礼致しました。
こんな駄文に最後までお付き合い下さり、誠にありがとうございました!
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